2022年 今年の音楽 / 新譜:総合

今年は古い音楽ばっかり聴いてたな…。新譜は普段より少なめ。

Porcupine Tree 『Closure/Continuation』

昨年のプレリリースで想定していた通り、実質Steve Wilson & Gavin HarrisonにプラスでRichard Barbieri、というアルバム。とはいえ気分よく聴けるロックアルバムでした。


Elephant Gym 『夢境/Dreams』

Post Rock/Mass Rockも市民権を得て久しくどことなく手詰まり感があるけど台湾のこちらのバンドはアルバムを出す度に成長を見せてくれる。R&Bへの接近含めてtoeの影響むき出しなのはご愛敬でしょう。


Horace Andy 『Midnight Rocker』

Horace Andyの新作はOn-U Soundから。前からOn-U所属だったのではないかというぐらい相性の良さを見せる良盤。近年落ち着きを見せるAdrian Sherwoodですが今回も素晴らしい仕事振り。


Mind Over MIDI 『Control』

多作すぎるので正直誰もMind Over MIDIを本気で追っかけてないと思う。今年だけでも3作以上出てるんじゃないかな。自分もフィールドレコーディングものは全部パスしてるし。本作はかなり久しぶりにビートあり。Ambientも良いんだけどこの人やっぱりこっち側だと思うなあ。


Makoto 『Motion of Change』

今年のDrum & Bass、1曲単位なら割と良い雰囲気だったけどアルバムはもちろんEPサイズでもなんとなくまとまりがなかった印象。その点こちらは良曲コレクション。アルバム単位でちゃんと聴ける。来年はもう少し状況が良くなるといいね。

サカナクション 『アダプト』

ここから発展することが前提のコンセプトアルバムという触れ込みだったが、実際余白の多い作品集だなと言う印象。でも結局今年の活動は停滞気味だったわけでこの先どうするんだろう。

O.N.O 『Duskrom』

結構久しぶりなソロアルバム。Tha Blue Herb本体ではブレイクビーツ寄りに回帰した分こちらは以前よりさらにElectronic感強くて良かった。

おかもとえみ 『wwavess』

フレンズでの活動以外にも客演の多いボーカリストのソロEP。ソロだと他での活動とはちょっとニュアンスが変わりじわっとした重さがあって好き。

Ellegarden 『The End of Yesterday』

年末に出た最高のアルバム。16年振りというブランク感はゼロ、ただただバンドの正当な発展系を見せる曲と演奏の良さ。さすが。